2006 Happy Birthday comic&novel 完結していませんが 続きを書く予定はありません
電子音とキーボードの音が響く部屋で 伊集院炎山はデスクの上のカレンダーに目をやった 「あと1週間か・・・・・」 仕事は今のところ予定通りに進んでいる 今日だって今現在目の前に開いているモニターを 全てまとめてしまえばおしまいだ 誕生日の前日には生憎アメロッパでの会議が入っているが ジェットはすでに手配している 朝一で戻れば昼前には戻ってこられるはずだ 全て計算済み 予定通り だが まだ解決できていない問題も有る・・・ 「熱斗の喜びそうなものはなんだと思う?」 『・・・はぁ』 突然話をふられたブルースは戸惑いがちに 思考をめぐらす 『カレーライス・・・でしょうか?』 「それはきっとあのカレー屋のやつが作るだろう」 いつも慣れ慣れしく熱斗と話す たらこ唇の男の顔がうかぶ 会うたびに熱斗と肩を組んだり何かとちょっかいをだしている その度にいますぐ消去してやろうかと思うほど 存在が腹立たしい ヤツの行動全てがわかっててやっているとしか思えない こんな風に醜く嫉妬している自分にも腹が立つ 「他には・・・?」 『完熟マンゴー・・・ お菓子・・・?』 目の前のモニターを操作しながら考える 「それも先約済みだ」 脳裏にうかんだピンクの髪の女と金髪のデコ娘 桜井にはいつもコチラの考えを見透かされているようで 正直扱いづらい 心なしか思い出しただけで胃が痛くなるような気さえする 「真っ先に思いつくものは全て先約済みか」 だからといってレアチップなんてありきたりなものも 渡す気にはなれない 科学省に父がいるのだから レアチップなんてもらっても喜ばないかもしれない 「・・・・・・」 『炎山様!?』 ズルズルと椅子の上をすべり落ちる炎山に動揺するブルースをよそに 一人考え込む炎山の頭には “どうしたら熱斗が喜んでくれるか” その課題がぐるぐると回り続けていた 炎山さんのデスクにある熱斗きゅんカレンダーは アレ 笑いどころです(笑 もちろん世界に一つしかない 炎山さん専用カレンダー 熱斗きゅん関係の行事しか記入されていません 今回は 熱斗きゅんの影響で子供らしさが少しだけ 戻ってきた炎山さん そんでもって熱斗きゅんはちょい大人っぽくっていうか 子供なんだけど少しだけ大人になったっていうか それは実は炎山の影響だったりとか みたいなお互い影響されあってるみたいな? 『ほら熱斗くん早く準備して!!』 まだぼんやりとした頭にロックマンの声が キンキンと突き刺さる 「わかってるよぉ〜」 もそもそと着替えているオレの周りをうろうろしながら ロックマンは着実に苛々をチャージしているようだ 『今日は皆熱斗くんのために色々準備してくれてるんだから!  主役が寝坊で遅刻なんてありえないよ!?』 わかってる わかってるけど 眠いものは眠いわけで・・・ やっとの事で服を着てチャックを閉めようとしたときに 『今日は炎山だって来るんだろ?』 ジッ ゴンッ 勢いあまったオレの拳がチャックを閉めた反動で顎に直撃した 「〜〜〜〜〜っっ!!!!」 『熱斗くん・・・・・』 痛い ものすごく痛い でもなんか目が覚めた気がする そうだ 今日は炎山が来るんだ! もう何週間も会ってない いつも仕事で忙しい炎山が 今日はオレだけのために・・・ 無意識のうちに顔が緩んでしまう あぁ まったく 自分でも調子のいいヤツって思うけど 嬉しい気持ちは抑えられない 会いたい 話したい 触れたい はやる気持ちを抑えるように頭にバンダナをまく 支度もバッチリ完了 さぁ科学省に行こう 続きません スイマセン